雷情報

落雷への対策~雷による電気製品の故障を防ぐには~

オフィスの雷対策

大切なオフィス機器やデータを雷から守るために、事前の備えをおすすめします。
落雷による電気機器の損傷は、建物に直接被害をおよぼす直撃雷よりも、各種回線から雷サージ(雷による一過性の過電流)が侵入することによって機器を破壊する誘導雷において多発しています。

雷が来そうなときは、
「電源線」と「通信線」を抜く

雷が入りこむ
経路
対策
電源ケーブル 電源コンセントを抜く
電気器具のスイッチを切るだけではなく、プラグをコンセントから抜いておく
電話線・
LANケーブル
LANケーブルを抜く
パソコンや電気機器の通信源となるLANケーブル、電話線も抜いておく
しかし、お仕事をストップさせて電気機器の電源をすべて抜くというのはなかなか現実的ではありません。
そのため、事前に停電・雷対策機器の導入で備えることをおすすめします。

小規模オフィス・店舗向け雷対策

耐雷機器の使用
雷の直撃等による影響まで防げるわけではありませんが、雷ガード機能付タップ等の耐雷機器をご利用いただくのも効果的です。
データをクラウド上にバックアップ
データのバックアップを同じ建物内に置いておくと、雷サージによる異常な過電圧や過電流を受けた場合に同じ被害を受けることが考えられます。
そのため、クラウド上にバックアップを取ることでリスクを分散させることも有効です。
UPS(無停電電源装置)を設置
停電や瞬時電圧低下などで電源に異常が発生した場合でも、蓄電していた電源により一定時間の給電を行います。
パソコンなどの機器は、停電や瞬時の電圧低下によって誤動作やデータ消失を起こす場合がありますが、
UPSを導入していれば余裕を持って終了させることが出来ます。
SPD(避雷器)を設置
パソコンやサーバーなどに接続されているケーブルの手前にSPDを設置することで、
瞬間的な過渡的過電圧を制限し、機器や設備を守ります。
火災保険に加入する
落雷による被害は、火災保険で補償されますので、保険会社へご相談されるのもおすすめです。
詳細な保証内容は、保険会社へご確認ください。

ビル・工場向け雷対策

  • 大きな工場では、各階毎もしくは分電盤毎に電源線用(低圧)避雷器を取り付けると効果的です。
  • 建物の外部から内部へ引き込む通信線、信号回路、制御回路は、引込点でそれぞれの線に応じた耐雷機材を取り付けると効果的です。
  • 機器の接地および電源線用(低圧)、通信線用、制御回路用、信号回路用の耐雷機材の接地は、共通の接地に接続すると効果的です。
  • 過電圧に敏感な設備や機器の対策には、耐雷変圧器を施設する方法もあります。
  • 避雷針の接地抵抗値を下げる(接地抵抗低減材の使用等)ことは、雷被害の防止に効果があります。
北陸電力より引用: http://www.rikuden.co.jp/kaminari/btaisaku.html

台風時の対策

  • 水に濡れた家電製品は使用しないでください。漏電の恐れがあります。
  • 屋外に避難するときには、電気の消し忘れによる事故を防ぐため、ブレーカーは「切」にしてください。
  • 切れて垂れ下がった電線には近づかないでください。

地震時の対策

  • 使用中の電気器具のスイッチを切ってください。とくに・アイロン・ドライヤー・電気ストーブ・電気コンロなどの熱器具は、火事の原因になりやすいのでプラグをコンセントから抜いてください。
  • 屋外に避難するときには、電気の消し忘れによる事故を防ぐため、ブレーカーは「切」にしてください。
  • 切れて垂れ下がった電線には近づかないでください。
災害以外でも、長期不在にされるときはブレーカーを切っておくとより安全です。